歩けなくなった薬剤性パーキンソン症候群

夜眠れなくなって最悪な体調の時があった

眠れなくてどんどん気持ちが落ち着かなくなり、なんとか眠れれる睡眠剤をくださいと
主治医にお願いしていた

すると
なんとなくおかしい、、、

物を食べるときに
普段なら箸でつまんだ食べ物を自然に口へ持っていけるのに
意識して箸を持つ手を口へ持っていかなければ食べられないような感覚があった
お椀を持つ手を意識して口のある所へ持っていって
お味噌汁を飲んでいた
そうしないとお味噌汁が口へ入らずに
だらだらとこぼれそうだった

そして
物を食べると
ひょいと気管へいってしまってやたらとよくむせた

それから
歩けなくはないけれど
足がなんだか進みにくい

歩けなくはないけど
歩けないみたいなおかしな感じになった

手が小刻みに震えはじめキッチンの椅子に座ったまま
歩けなくなった


診断は薬剤性パーキンソン症候群、即入院
薬の副作用で歩けなくなり車イス生活になった
どの薬のせいでなったのかはわからないので
疑わしきは罰するということで
飲んでいた薬総てを断薬した

主治医は断薬すれば体は動くようになるから心配要らない
といってくれたのだが

自分の体が動かない、歩けなくなった恐怖はものすごいもので

もう元の状態には戻れないに違いない
どこかぎこちなさが残るに違いない
と思い込んでしまった